
【就活相談 #4 】企業が言う「マッチング」とは何を見ている?
スカウト就活サービス「アイルーツ」を運営しているアヤノです。
本日のテーマは就活生のお悩みに答えていく「アイルーツで就活相談」相談内容はこちら。
【質問】
説明会や選考に参加すると企業からよく「マッチングを大切にしています。」と聞くのですが、「マッチング」とは具体的に何を見ているのでしょうか? |
「マッチング」という言葉、就活でよく聞きますよね。ここではどういった観点でマッチ度を見ているのか、そもそもなぜマッチングを大切にしているのかなど解説していきます。
企業は複数の観点で学生のマッチ度を見ている
マッチングと言っても会社によって見ている観点は異なります。また観点も1つだけではなく、複数の観点を踏まえて企業と学生がマッチしているかを判断します。例としては、志向性や考え方、強み、将来像・キャリアプランなどです。こういった点を面接の受け答えを通じて見ています。
なぜ企業はマッチングを大切にするのか
なぜ企業はマッチングを大切にしているのか気になりませんか?これを理解することで、選考での受け答えも変わってくるので詳しく説明します。
人事がそもそもどういったミッションを持っているかを考えると分かりやすいです。それは「入社後活躍する人材の採用」です。人事は企業の業績向上のために、社員にイキイキと働いてもらい生産性高く会社の業績向上に貢献して欲しいと思っています。その上で企業と学生のマッチ度が大事になります。
また、人事が一番避けたいことは「早期離職」です。マッチ度を気にせず採用をした場合、企業と学生の認識がずれていて、入社後すぐに辞めてしまったということも起こり得ます。
例えば、企業はチームで業務に取り組むため、協調性に強みのある学生を採用したいと思っているとします。そんな中、主体性が強みで、自分でどんどん仕事を進めていきたいとアピールする学生がいた場合、入社したとしても学生が求める働き方ができない可能性が高いですよね。そうなると早期離職の懸念から企業は採用に踏み切ることができません。
そのため、マッチングは企業が「入社後活躍する人材の採用」のために大切にしています。
マッチ度をアピールする際のポイント
面接でマッチ度をアピールするためには以下のポイントがあります。
企業研究を徹底する
共通の価値観を言語化する
具体的なエピソードを用意する
以下で解説します。
1.企業研究を徹底する
マッチ度をアピールするうえで企業研究は欠かせません。企業の事業内容や理念、ビジョン、社風、求める人物像など、企業研究を徹底して行い企業について理解しましょう。
2.共通の価値観を言語化する
企業の理念やビジョンと自分の価値観で一致する部分を言語化しましょう。共通の価値観を伝える際は、企業が使っている言葉と同じ言葉を用いることで、伝わりやすくなります。
3.具体的なエピソードを用意する
企業と自分の価値観が一致していると伝える上で、具体的なエピソードは欠かせません。価値観が一致していることを伝えるだけであれば誰でもできるので、具体的なエピソードも交えて納得感のある受け答えをしましょう。
上でもお伝えしたように企業は「志向性や考え方、将来像・キャリアプランなど」の複数の観点でマッチ度を見ているので、しっかりと企業研究を行い、どんな質問に対してもマッチ度がアピールできるよう準備をしておきましょう。