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【イベントレポート#09】見て学ぶ面接対策セミナー

スカウト就活サービス「アイルーツ」運営事務局のツタミです。
先日、26卒向けの「面接対策セミナー」が開催されました。今回のイベントでは、アイルーツの運営担当者が面接官役と学生役に分かれ、リアルな模擬面接を通じて"選考突破の秘訣"を解説しました。


さらに、当社の新卒採用責任者からの貴重なアドバイスを反映し、実践的な内容をお届けしました。参加者の皆様には、面接の流れやポイントを具体的に学んでいただき、今後の就職活動に向けた準備を進める良い機会となったはずです。


この記事では、イベントの内容を振り返りながら、面接対策のヒントをお届けします。ぜひ最後までご覧いただき、今後の面接準備にお役立てください!


目次[非表示]

  1. イベント概要
  2. イベントの内容をご紹介
    1. 【第1ラウンド】自己紹介、長所・短所、尊敬する人
    2. 【第2ラウンド】自己PR、学生時代に頑張ったこと
    3. 【第3ラウンド】志望動機、逆質問
  3. イベント参加者の声をご紹介


イベント概要

・開催日時:2024年12月13日(金)18:00~18:30

・イベントの内容:
今回のセミナーでは、模擬面接を中心に進行しました。参加者は、実際の面接を想定した3つのラウンドを通じて、面接の基本から応用までを学ぶことができる内容になっています。各ラウンドでの質問内容は以下の通りです。


【第1ラウンド】自己紹介、長所・短所、尊敬する人
【第2ラウンド】自己PR、学生時代に頑張ったこと
【第3ラウンド】志望動機、逆質問


各ラウンドの後には、NG事例とOK事例を交えた解説が行われました。面接官の視点からのフィードバックを受けることで、参加者は具体的な改善点を見つけることができたはずです。

イベントの内容をご紹介

イベントでは、下記3部構成で進行しました。
【第1ラウンド】自己紹介、長所・短所、尊敬する人
【第2ラウンド】自己PR、学生時代に頑張ったこと
【第3ラウンド】志望動機、逆質問

【第1ラウンド】自己紹介、長所・短所、尊敬する人

自己紹介 
面接官役:自己紹介を簡単にお願いします。 
学生役:はい。●●大学●●学部から参りました、●●●●と申します。 
大学では、幼児期の教育を中心に勉強してきました。また、オーケストラクラブに所属しておりました。本日は、よろしくお願いします。 


長所と短所 
面接官役:ありがとうございます。では、はじめに、長所と短所を教えてください。 
学生役:長所は継続力があることで、短所は心配性なところです。 
長所の継続力についてですが、英語学習の際に役に立ちました。もともと英語が苦手であり、大学3年の4月はTOEICのスコアが450点でしたが、興味のある英語文献を読むために、英語力の向上を目指して勉強を始めました。文献を読むためにTOEICで650点台のスコアが必要であったため、1日1時間の勉強時間を必ず確保し、さらに留学生コミュニティに参加して日常的に英語に触れる生活を1年間継続しました。結果、TOEICで700点を達成し、文献もスムーズに読めるようになりました。 
短所の心配性については、何かに取り組む際に準備不足と感じてしまい、物事に着手するまでに時間がかかることが多いです。これを改善するため、まずは早めに簡単な形で着手することを心がけています。 


尊敬する人 
面接官役:1番尊敬する人はいますか? 


学生役:私が尊敬する人は、マザーテレサです。尊敬する理由は、何より人のために尽くしている姿に共感するからです。私も彼女のように誰かのために、尽くせるような人間になりたいと考えています。 


面接官役:当社は営利企業ですが、誰か助けたいと思ったときに、それが収益につながらないこともあると思います。そういった場合は、どうしますか? 


学生役:ご指摘の通り、すべての活動が直接的に収益に結びつくわけではないと思います。しかし、社会的意義のある広告を通じてブランドイメージを向上させることや、新たな顧客層を開拓することが結果として収益に繋がると考えています。 
もし目の前の課題が、収益性に直結しない場合でも、その取り組みが長期的に企業の信頼や成長を支えるかどうかを冷静に判断し、優先順位をつけることが重要だと考えます。そういった意味で、感情だけに流されることなく、企業の使命と顧客や社会のニーズをバランスよく考える姿勢を心がけたいです。 


フィードバック①


選考全体を通して、人事が特に見ていることは、「適切な話の長さで回答すること」です。その理由は、面接官は特に聞きたいことを深堀りしたいため、話が長くなりすぎると「話がまとまっていない」という印象を与えてしまうためです。


特に1対1の面接では、会話はキャッチボールのようにテンポ良く進めることが大切です。質問に対して簡潔かつ的確に答え、必要に応じて補足する形が理想です。ただ集団面接の場合、会話のキャッチボールは難しいため、NG事例に記載しているような要点を抑えたプレゼン形式で問題ありません。

【第2ラウンド】自己PR、学生時代に頑張ったこと

自己PR 
面接官役:蔦本さんの自己PRをお願いします。 


学生役:私は、チームの一体感を高め、目標達成に向けて行動することを得意としています。 


面接官役:具体的にはどのようなエピソードがありますか。 


学生役:大学で所属していたオーケストラクラブで、演奏会の集客率向上を目標に取り組んだというエピソードがあります。当時の平均集客数は500名と、最も多かった10年前の700名と比較すると、伸び悩んでいた状態でした。そこで700名の集客を目標に、施策を実施しました。結果、演奏会の来場者数を前年の500人から800人に増やし、目標を達成することができました。 


面接官役:施策の内容を教えてください。 


学生役:広報活動の強化をおこないました。今まではポスター掲示と友人への口コミに頼っていたところを、XやInstagramを活用して演奏会の魅力を発信しました。例えば、練習風景の動画投稿を週2回実施し、演奏者のパーソナルなストーリーを紹介することで、フォロワーを3か月間で300人から500人に増加させました。また、演奏曲に関する解説を投稿し、リーチ数を1投稿平均50人から200人に伸ばしました。 


ガクチカ 
面接官役:蔦本さんが学生時代に頑張ったことを教えてください。

 
学生役:私が学生時代に頑張ったことは、半年のインターンシップにおいて、月あたり50時間業務効率を改善したことです。
 
面接官役:具体的に教えてください。 


学生役:インターンシップ では、Webマーケティングの業務で記事作成を担当していました。当初効率があまり良くないと感じていたため、どうすればもっと早く作業を終えられるかを考え、改善を行いました。結果、以前よりも多くの記事を仕上げることができました。  


フィードバック②

第2ラウンドでは、当社の新卒採用責任者へのインタビューで得た「ガクチカ」「自己PR」で人事が見ているポイントをもとにフィードバックをしました。人事が評価時に見ているポイントは、2つに集約されます。


・現状と目指す姿のギャップを伝えること
・行動の具体性・客観性を伝えること


<現状と目指す姿のギャップを伝えること>


<行動の具体性・客観性を伝えること>

【第3ラウンド】志望動機、逆質問

志望動機 
面接官役:当社を志望する理由を教えてください。 


学生役:私が御社を志望する理由は、広告を通じて人々の行動変容を促せる点に魅力を感じたためです。


面接官役:具体的に当社で興味を持った点はありますか? 


学生役:御社のマーケテイング開発事業の取り組みに興味があります。 私は常に「なぜ」を考える習慣があり、物事の本質を理解し、消費者が本当に求めているものを探ることが好きです。そのため御社の消費者の意識を変え、新たな価値観を提供するという目標に共感しました。


逆質問 
面接官役:最後に質問はありますか? 


学生役:入社が決まった場合は、即戦力として早く活躍したいと考えています。入社前に習得すべき知識やスキルがあれば教えていただきたいです。 


フィードバック③

第3ラウンドでは、当社の新卒採用責任者へのインタビューで得た「志望動機」「逆質問」のポイントをもとにフィードバックをしました。


<志望動機におけるポイント>

志望動機を考える上でのポイントは、「価値観として譲れないこと(=やりたくないこと)」に目を向けることです。なぜなら、離職は「やりたくないことをやっている」で発生することが多いためです。



志望動機を考える際、多くの方が「やりたいこと」や「実現したい目標」に目を向けがちです。しかし、仕事における価値観を明確にすることで、企業選びの方向性がより具体的になります。


たとえば、「チームで働く環境が好き」「クリエイティブな業務を中心にしたい」といったポジティブな要素だけでなく、「単純作業が多い仕事は避けたい」「変化や新しい取り組みに消極的な保守的な文化は合わない」といったネガティブな要素をはっきりさせることで、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。


「譲れないこと(=やりたくないこと)」 を明確にすることで、志望動機をより説得力のある内容に仕上げることができます。また、自分の価値観に合う企業を見つけやすくなり、入社後も充実したキャリアを築くための土台となるでしょう。


<逆質問におけるポイント>

逆質問は評価の一つとして見ることもありますが、多くの場合、は「配属先の検討するための材料」として活用されます。これは、人事のミッションが「入社後活躍する人材の採用」であり、できる限り学生の希望に沿った配属にしたいと考えているためです。


逆質問では自分がやりたいことを含めて伝えましょう。その際に、志望動機で話した内容と矛盾がないか、一貫性を意識することが重要です。

イベント参加者の声をご紹介

今回のイベント終了後も、参加者の皆さんからたくさんのアンケート回答をいただきました!ご意見や感想をお寄せいただき、ありがとうございます。ここでは、その中から一部の声をご紹介します。


▼参加者からのコメント

短い時間でしたが、非常に濃い時間でした。面接における知識を得ることができました。

解説スライドでNG事例とOK事例並べられていて、具体的にどこがどう改善されたのか分かりやすかった。

面接の大まかな流れをつかむことができて、面接への不安が軽減された。また、カメラとマイクを付けないで参加できたのが良かった。


満足度は10点満点中8.7点でした。多くの参加者が次回のイベントも予約していただいており、大変ご好評をいただきました。今後も、就活生を応援するさまざまなイベントを開催予定です。最新のイベント情報をメールでお届けしますので、ぜひアイルーツに登録してくださいね。


ツタミ
ツタミ
新卒7年目|元法人営業|関西出身→東京勤務→東北在住と、北へ進行中|就活お悩み相談を中心に更新していきます✨

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