
本気でガクチカ書いてみた(タジサン)
スカウト就活サービス「アイルーツ」のプロダクト責任者タジサンです。
立場上、就活生のガクチカにアドバイスさせていただくことも多いのですが、肝心のあなたはどうやねんということで、本気でガクチカ書いてみました。
アイルーツのプロフィールにもガクチカ(学生時代に力をいれたこと)がありますし、ESや面接の定番質問でもあります。プロフィール記入や就活対策の参考になれば幸いです。
ガクチカ
ミュージシャンとして収益を立てたことです。収益ゼロの状態から1年間で、フェスに出ているバンドマン達と同額を稼ぎました。高校生の時からドラムを始め、大学ではプロになりたいと思っていました。プロとは「自分の演奏でお金をもらうこと」と定義し、稼ぐ方法を考えました。
まず演奏スキルが必要と考えましたが、才能が必要な世界で、上には上がいました。演奏スキルだけで稼ぐのは難しいと考え、自分が価値を出せる環境を探しました。
そこでたどり着いたのが「昭和歌謡専門の生演奏カラオケバー」です。お客さんはほぼ50代以上で、当時19歳の私はお子さんと同年代のため、「息子・娘世代の子が、自分の青春時代の曲を演奏してくれる」と喜んでもらえました。
私は唯一の10代だったため、替えの効かない存在としてマスターに重宝されました。1年後には月収9万円をいただくようになっていました。フェスにも出たようなバンドマン達に収入を聞く機会があり、彼らも月収9万円とのことでした。つまりフェスに出ているバンドマン達と同額を稼いだことになります。
私がガクチカを書くときに意識した ポイント
- 「スタート時と結果のギャップを記載すること 」
ガクチカで人事が気にしているのは、取り組み内容の難易度です。それは言い換えると「スタート時と結果のギャップ」です。
例えばTOEICなら「スタート時400点→結果800点に伸ばした」と「スタート時790点→結果800点に伸ばした」では話が違いますよね。私のガクチカの場合なら「スタート時収益ゼロ→結果フェスに出ているバンドマン達と同額」の流れで記載しています。
ガクチカを見ている際にありがちなのが「TOEIC800点を取りました」と結果だけ書かれているケースです。同時にスタート時の状況も記載するよう、ぜひ意識してみてください。 - 「相手に伝わる表現を使うこと」
私のガクチカの結論は「月収9万円を達成した」です。これを見てどう思うでしょうか。音楽業界に詳しい人なら良いのですが、あまり知識がない場合は「アルバイトを頑張ったら稼げなくもない額だな」と思うかもしれません。そこで「フェスに出ているバンドマン達と同額」と表現しました。これならイメージしやすくなります。
ガクチカは自分の専門領域とも言えます。するとつい専門用語を使ってしまったり、その界隈では常識でも、人事には伝わらない表現を使ってしまうことがあります。意識すれば防げることなので、自分のガクチカで相手に伝わりづらい表現が無いか探してみてください。
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